「ヘルメットがなければ即死だった」と言わずに済むために
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「ヘルメットがなければ即死だった」と言わずに済むために――私たちが何度でもあの絶品ライド飯のもとへ「絶対戻る」ための安全論考
みなさん、こんにちは。「CHARI & LIFE」メインライターの私です。
いや〜、先週末もサイクリストの聖地やら多摩川サイクリングロードやらをウキウキで走ってきたのですがね。ふと後ろから「スーッ……」と無音で近づいてきたかと思えば、総額150万円はくだらないであろうフルカーボンエアロロードに身を包んだお金持ちサイクリスト様たちに、あっという間に置き去りにされましたよ。
「えーい! 最新ハイエンドバイクのパワーは化け物か!」
と思わず心の中で叫んでしまいました。俺みたいなアルミフレーム愛好の庶民サイクリストが、いくらハァハァと息を荒らげて脚を回したところで、機材と財力の圧倒的格差の前には無力……って、誰が貧脚じゃい! ギアのせいにするな脚を鍛えろ! (セルフノリツッコミ)
……失礼、取り乱しました。
さて、そんな僻み根性丸出しの私ですが、自転車を愛する気持ちと安全に対する「理屈っぽさ」だけは誰にも負けない自負があります。今回は、最近気になった一見バラバラに見えるニュースを幾つかピックアップし、我々サイクリストがどう生き、どう走るべきかを深掘りしてみたいと思います。
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トレンド分析:「命の価値」と、戦場へ「絶対戻る」という強い意志
まず目に入ったのが、自転車ヘルメットの着用呼びかけに関するニュースです。悲しい事故でご家族を亡くされた遺族の方々が、「命の価値を考えてほしい」とヘルメットの重要性を切実に訴えていらっしゃいました。2023年4月からヘルメット着用が「努力義務」となって久しいですが、警察庁のデータ等を見ても、全国的な着用率はまだまだ途上。地域によっては「かぶるのが恥ずかしい」「髪型が崩れる」といった理由で敬遠されているのが現状です。
そしてもう一つ、全く別のジャンルですが、私の胸を熱くしたニュースがありました。フィギュアスケートの鍵山優真選手が、怪我からの復帰に向けて「絶対戻る」と強い誓いを立てたという記事です。
一見すると「自転車ヘルメット」と「フィギュアスケートの復帰」は何の脈絡もないように思えるでしょう?
ふふふ、甘いですね。分析好きな私のロジックにかかれば、この2つは強烈な一本のラインでつながるのです。
鍵山選手が誓った「絶対戻る」という言葉。これはトップアスリートだけのものじゃありません。
我々サイクリストにとっての「絶対戻る」とは何か?
そう、「無事に自宅へ戻り、そして次の週末も大好きな愛車で走り出す」ということです。
一瞬のアクシデントで頭部を強打し、命を落としたり重い障害を負ったりすれば、二度とあの大好きな風を感じる日常には「戻れない」のです。遺族の方々が訴える「命の価値」とは、まさに私たちが当たり前に享受している「走る喜び」そのものの価値と言えるのではないでしょうか。
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筆者の独断と偏見による考察:認めたくないものだな、髪型崩れゆえの無帽という過ちを
……と、真面目な話をすると途端に照れくさくなるのが私の悪い癖でして。
正直に白状しましょう。私も昔は「ヘルメットかぁ、なんかキノコ頭みたいでダサいし、脱いだあとの髪型がペッタンコになるしなぁ……」なんて思っていた時期がありました。
「認めたくないものだな、自分自身の髪型崩れゆえの過ちというものを……」
しかし! 卑屈なミーハーサイクリストである私は、ある日気づいてしまったのです。
「待てよ、最近の最新ヘルメット、めちゃくちゃスタイリッシュでカッコよくないか!?」と。
KASKの「Protone Icon」やら、POCの流線型デザイン、GIROのエアロヘルメット……。どれもこれも、現代のプロダクトデザインの結晶じゃないですか!
むしろ今や、ノーヘルでママチャリっぽくロードバイクに乗る方が野暮ったい。ビシッと締まったヘルメットをかぶり、アイウェア(サングラス)を装着した姿は、まるでモビルスーツのパイロット。着用するだけで「お、このサイクリスト、分かってるな」感が出るのです。
理屈っぽく安全性を語れば、「頭部損傷による致死率はヘルメット非着用だと約2.1倍に跳ね上がる」というデータ(警察庁調べ)もあります。頭蓋骨という名の頼りない装甲だけで、時速30kmオーバーのコンクリートジャングルに突撃するのは無謀というもの。
「ヘルメットがなければ即死だった」――そんなセリフを病院のベッド(あるいは天国)で吐くことになる前に、最新のおしゃれヘルメットを手に入れて、安全と格好良さを両立させるのが賢明な現代サイクリストの姿と言えましょう。
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結局のところ、仲間と美味いメシがあればいい
理屈や最新ギアの講釈を垂れてきましたが、私たちがヘルメットをかぶってまで命を守り、自転車に乗り続ける最大の理由って何でしょうか?
ハイエンドバイクでマウントをとること?(まあ、お金があればやってみたいですが!)
Stravaの区間記録を更新すること?(それも確かに男のロマンですが!)
違いますよね。
結局のところ、「仲間と一緒に走って、ライド先で信じられないくらい美味いメシを食う」。これに尽きるんですよ。
先週末もですね、私が「もう脚が売り切れました、置いていってください……」と泣き言を言いながら坂を上った先に、小さな港町の食堂がありました。そこで仲間と突きついた「生シラスと金目鯛の刺身定食」。あれの美味さたるや!
運動後の枯渇した体に染み渡る醤油と白飯の甘み。
「いや〜、今日も無事に走れて良かったね」「あの激坂は死ぬかと思ったわハハハ!」と笑い合う